飼育用品

爬虫類の電気代はいくら?器具ごとの消費電力と1ヶ月の費用をシミュレーション

「爬虫類の飼育ってどのくらい電気代がかかるんだろう…」

爬虫類を飼育する上で、電気代は避けては通れない費用の一つ。保温器具紫外線ランプなど、日本で爬虫類を飼育するためには多くの補助器具が必要です。特に、秋口から春先にかけては非常に冷え込みます。高くなった電気代に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。

今回の記事は、爬虫類の飼育で消費する電力と電気代がテーマです。

  • 保温器具の種類別消費電力と電気代
  • 種類別 爬虫類一頭あたりの電気代
  • エアコンと個別保温ではどちらが安いのか
  • 電気の使用量を減らさずに電気代を安くする方法

などをご紹介します。

「爬虫類の電気代ってどのくらいかかるものなの?」
「使用している保温器具の電気代がどのくらいか知りたい」
「エアコンで保温するか個別で保温するか迷っている」

こんな方は必見です。ぜひチェックしてください。

【種類別】爬虫類の保温器具の消費電力

lamp - 爬虫類の電気代はいくら?器具ごとの消費電力と1ヶ月の費用をシミュレーション

photo by Sabrina Olson

でははじめに、爬虫類に使用される代表的な保温器具の消費電力と電気代を見てみましょう。

分類 器具 消費電力 (W) 一日の電気代 1ヶ月の電気代
保温ランプ ジェックス エキゾテラ
ヒートグロー
75W 45円 1350円
ジェックス エキゾテラ
ナイトグロー ムーンライト
ランプ
75W 45円 1350円
紫外線ランプ ジェックス エキゾテラ
レプタイルUVB100 26W
熱帯・亜熱帯 爬虫類用
26W 15.6円 468円
ジェックス エキゾテラ
レプタイルUVB150 26W
砂漠サバンナ 爬虫類用
26W 15.6円 468円
バスキング
ランプ
ジェックス エキゾテラ
サングロータイトビーム
75W 45円 1350円
暖突 みどり商会 暖突 S 13W 7.8円 234円
みどり商会 暖突 M 32W 19.2円 576円
パネル
ヒーター
ピタリ適温二号 8W 4.8円 144円
セラミック
ヒーター
ビバリア エミート
NEO CL 100W
100W 60円 1800円
ビバリア エミート
NEO CL FLAT 60W
60W 36円 1080円
エアコン TOSHIBA ルームエアコン
RAS-2219T-W(6畳用)
445W 267円 8010円

※1kwあたり25円で計算
※24時間連続稼働した場合

一ヶ月で見ると意外と高いですね。器具別に見てみると、コストのかかる順に以下のような順番になりました。

  1. エアコン
  2. セラミックヒーター
  3. 保温球とバスキングランプ
  4. 暖突
  5. 紫外線ランプ
  6. パネルヒーター

一点ご注意いただきたいのですが、今回の計算結果はあくまで消費電力から算出した理論値です。

例えば、実際には紫外線ランプを24時間付けっ放しにするようなことは無いでしょう。また、サーモスタットを使って保温器具のON/OFFを切り替えたりすることも考えられます。そのため、実際の電気代はこの結果より少し安くなると見て良いでしょう。あくまで参考値としてお考えください。

なお、今回の電気代の計算は以下の式に照らし合わせて行っています。

電気代の計算式

消費電力(W)÷1000×24h(稼働時間)×1kWhあたりの電気料金(今回は25円)

自分の環境だとどのくらいの電気代になるのか知りたい場合はこの式にあてはめて再計算してみてください。

爬虫類一頭あたりの電気代をシミュレーション

denki-syumiration - 爬虫類の電気代はいくら?器具ごとの消費電力と1ヶ月の費用をシミュレーション

photo by Heather Katsoulis

保温器具ごとの電気代が分かったところで、品種ごとにどのくらい電気代がかかるのかを見てみましょう。

今回は、ペット爬虫類の中でも最メジャー種と呼ばれる以下の5種を例に挙げてシミュレーションしました。

  • レオパードゲッコー
  • フトアゴヒゲトカゲ
  • サバンナモニター
  • クレステッドゲッコー
  • コーンスネーク

それぞれの品種の月の電気代は以下の通りになりました。

種類 使用する器具 1ヶ月の電気代
レオパードゲッコー パネルヒーター 378円
暖突 S
フトアゴヒゲトカゲ 保温球 1895.4円
紫外線ランプ
バスキングランプ
サバンナモニター 紫外線ランプ 8587.8円
バスキングランプ
エアコン
クレステッドゲッコー 暖突S 378円
パネルヒーター
コーンスネーク 保温球 1494円
パネルヒーター

※バスキングランプは8時間点灯と仮定

パネルヒーター暖突がメインの小型種の場合は数百円程度保温球セラミックヒーターを使用すると1000円〜2000円程度は見ておく必要があります。

なおこちらの結果は、主に冬場の電気代を想定したものです。バスキングランプと紫外線ランプ以外は全て24時間稼働している前提で計算しています。

気温が高くなる夏などは、保温器具の電源が入っていない時間も長いです。そのため電気代はもう少し安くなるでしょう。

また、今回対象とした保温器具はあくまで一例です。どの器具を使用するかはケージのタイプや飼育方針によって異なるので、それに応じて電気代も変動します。あくまで参考としてご覧ください。

電気代は使用する器具・使用状況によって増減する

エアコン?個別?目的別保温方法

_ - 爬虫類の電気代はいくら?器具ごとの消費電力と1ヶ月の費用をシミュレーション

エアコンを使用して保温した方が良いのはどんなケースでしょうか。

爬虫類を飼育している方の中には、エアコンを使って部屋ごと保温している方もいます。

エアコンの使用は、ケージの温度が部屋の気温に左右されなくなり、飼育環境が安定することがメリットです。一方で、やはり電気代がネックになります。先述の通り、24時間稼働するならそれなりの出費を覚悟しておかなければなりません。

ここでは、ケース別にエアコンと個別保温の特徴を挙げ、どんな人におすすめかご紹介します。

  • 多頭飼い・大型個体を飼育している場合はエアコンがおすすめ
  • 少数飼育している場合は個別保温がおすすめ

以上のポイントを順にご紹介していきます。

多頭飼い・大型個体を飼育している場合はエアコンがおすすめ

エアコン保温がおすすめなのは、大型種を飼育している人と多頭飼育をしている方です。

モニターやテグーなどの大型爬虫類は、部屋の中で半分放し飼いにしている方も多いでしょう。ある程度以上の大きさになると、ケージ内だけで飼育するのは限界があるからです。

この場合、ケージの外の温度も生体に合わせる必要があります。そのためエアコンの使用は必須です。

多頭飼育をしている場合もエアコンを使用した方が安上がりなケースが多いです。使用する保温器具にもよりますが、一度に10台以上稼働させるとエアコンの電気代を上回ります。

生体を放し飼いにしている方、たくさん飼育している方はエアコンの導入を検討してみてください。

少数飼育している場合は個別保温がおすすめ

放し飼いの個体がおらず、数も2,3匹までなら個別保温の方が安上がりなケースが多いです。

個別保温の際は、エアコンで保温する場合とは違い、部屋の気温低下に注意が必要です。特に、冬場の部屋の気温が15度以下になるようなら黄色信号。保温器具の追加や、ケージをスタイロフォームで
覆うなどの工夫が必要です。

爬虫類の冬場の保温については以下の記事でも解説しています。合わせてチェックしてみてください。

ヒョウモントカゲモドキの保温 - 爬虫類の電気代はいくら?器具ごとの消費電力と1ヶ月の費用をシミュレーション
【レオパ飼育者100人にアンケート】冬場の保温どうしてますか? 9月に突入すると、朝夕少しずつ気温が下がり、秋の足音が聞こえてきます。 この季節から爬虫類飼育者が考え始めなければならない...

電力会社を乗り換えて電気代を安くできる

_ (2) - 爬虫類の電気代はいくら?器具ごとの消費電力と1ヶ月の費用をシミュレーション

電力会社を乗り換えることで、同じ使用量でも電気料金を安くできる場合があります。

ご存知の方もいるかもしれませんが、2016年から電気の販売が自由化されました。これにより、どこの電力会社から電気を買うのも自由になっています。

2016年より前は、電気は関西電力や東京電力などの数社の独占販売でした。しかし、自由化してからは自分に適した好きな電力会社を選べるようになっています。

電気は、会社ごとに異なる価格やプランで販売されています。例えば以下のような例です。

  • 単位あたりが安くなる大容量向けプラン
  • 一定量まで電気料金が定額のプラン
  • 冷え込む夜間の電力が安くなるプラン

「電気代がかかるのは仕方ないけれど、もう少し安くできないかな…」

こんな場合は一度料金を比較し、自分にあったプランを検討してみることをおすすめします。場合によっては年間一万円以上安くなることもありますので、電気代でお悩みの方は要チェックです。

まとめ

爬虫類の飼育にかかる電気代についてご紹介しました。

皆さんのご自宅で使用している保温器具は、意外と電気を消費しています。爬虫類を飼育する上で、電気代は必要経費なので、ある程度は割り切りが必要です。

ただ、電気の使用量を変えなくても、工夫次第で電気代を節約することが可能です。浮いた分で器具の追加や良い餌の購入など、生体のために投資することもできます。

「消費電力は減らせないけれど、電気代を安くしたい」
「節約して浮いた分を爬虫類のために使いたい」

こんな方はぜひ電力会社の見直しを検討してみてください。