飼育・生体

爬虫類を置いて旅行に行って大丈夫?お留守番準備と注意点を紹介

旅行や外泊を控えている時、心配なのが爬虫類達のことです。家族や友人に世話を頼めればいいのですが、なかなかそうもいかないことも多いでしょう。お世話をしてくれる人がいない場合、爬虫類達はどうすれば良いのでしょうか。

この記事では、旅行や外泊の際の爬虫類の留守番について解説していきます。

  • 爬虫類は留守番できる?
  • 留守番の準備はどうすればいいのか

こういった内容を紹介していきます。突然の外泊の際に慌てずに済むよう、今回の内容を参考にしてください。

この記事の内容はあくまで爬虫類全体の種別の傾向を記載したものです。種類によっては留守番には向かないこともあります。旅行を控えている場合は獣医師や購入したショップに相談すると確実です。

旅行や外泊で爬虫類に留守番させることはできるのか

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結論から言うと、数日であれば爬虫類を自宅に残して留守番させることは可能です。もちろん生体の種類や状態にもよりますが、 爬虫類は総じて絶食には強い傾向があります。犬や猫と比較すると、留守番には強い生き物と言えるでしょう。

種類別 爬虫類のお留守番準備

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ここからは、爬虫類の種類別に留守番の準備方法を説明していきます。

  • カメレオン
  • トカゲ
  • ヘビ
  • ヤモリ
  • カメ

以上の順に解説していきます。参考にしてください。

カメレオン

カメレオンに留守番させる際、最も注意しなければならないのは水切れです。 水は水流ポンプを使ってドリップさせるか、タイマー式ミストで給水を行うようにします。

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出発当日になって初めてタイマー式ミストを設置した場合、警戒して水を飲まない場合もあるかもしれません。事前に旅行の予定が分かっているのであれば、日頃から使用し慣らしておくのも良いでしょう。

ランプや照明を使用している場合は、タイマーとサーモスタットで管理します。不在の間も、なるべく普段通りの生活をさせられるよう準備しておきましょう。

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トカゲ

トカゲも水切れには弱いので、給水対策は必ず行います。 バスキングランプや保温球を使用している場合は、やはりタイマーとサーモスタットを利用して管理しておきます。

水入れの水を認識できない個体がいる場合は循環式のドリップ装置を使うか、タイマー式ミストを使用してください。

ヘビ

例外はありますが、ヘビは爬虫類の中でも絶食にはとりわけ強いです。栄養状態の良いアダルトであれば、1ヶ月ほどは食べなくても体調を崩すことはないでしょう。

とはいえ、水が飲めないとやはり体調を崩すリスクはあります。水は大きめの水入れにたっぷりと用意してあげましょう。準備が万端にできれば一週間程度の留守番は可能です。

ヤモリ

ヤモリの留守番は、概ね3〜4日程度が目安です。地表性ヤモリの場合は大きめの水入れを用意しておきます。

壁チョロヤモリ・地表性ヤモリ問わず、止水を飲まない場合はこちらもミストを使用してください。温度管理はサーモスタットを使用します。

カメ

水ガメの場合、水槽内の水量には注意してください。不在が長期になると、水が蒸発して減少し、水質の悪化や島に上陸できなくなることがあります。

2、3日なら水を多めに入れておけば良いのですが、長期間であれば水中ヒーターをオフにするなど対策が必要です。濾過器を導入している場合は、旅行前に動作に異常がないか確認しておきましょう。

絶食自体には強いので、水量に注意すれば長めのお留守番もできます。

リクガメの場合、ライトや照明はタイマーとサーモスタットで管理してください。餌を与える場合は出かける直前に野菜を与えておきましょう。こちらも水は多めに用意します。

爬虫類を置いて外泊する際の注意点

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爬虫類を置いて外泊する必要がある場合、どういった点に注意すれば良いでしょうか。ここでは、爬虫類を留守番させる際のポイントと注意点を紹介します。

ベビーが居る場合の外泊は危険な場合も

留守番のリスクが高い個体
  • 留守番させる個体がベビーの場合
  • 妊娠中の個体がいる
  • 拒食中・病気療養中の個体

こんな個体がいる場合は留守番は危険です。そもそも絶食に弱い場合や、外泊中に急変する危険があります。

出かける場合は、日帰りにできるよう調整するか、誰かにお世話を頼むようにしてください。

水切れ対策は入念に行う

いかに絶食に強い爬虫類とはいえ、水切れにはあまり耐性がないものも多いです。脱水を起こしてしまうと危険なため、水切れ対策は入念に行いましょう。

普段より水入れを大きくしたり、水量を増やしておくことをおすすめします。水入れから水を飲めない個体であれば、水入れに観賞魚用のエアレーションを使用してみるか、タイマー式ミストの購入を検討してください。

心配な場合はペットシッターやホテルに頼む

爬虫類専門ショップの中には、不在中の爬虫類を預かってくれるところや、出張ペットシッターとしても営業しているところがあります。生体がまだ小さく不安な場合や、留守番させるのが心配な方は利用を検討してみてください。

近隣のショップや爬虫類カフェなどで預かりが可能な場所がないか確認してみましょう。

まとめ

大切な爬虫類を置いていくことに不安を覚える方は多いと思います。自分のいないときに何かあったら、と思うとなかなか外泊しづらいでしょう。

しかし、爬虫類は比較的絶食には強い生き物です。健康なアダルト個体の場合、準備をきちんとすれば数日程度の留守番には耐えられることが多いです。今回の記事を参考に必要なものを用意してみてください。

なお、爬虫類は全体的に絶食には強い傾向がありますが、種や年齢によっては頻繁な給餌が必要なこともあります。外泊の予定があらかじめ分かっている場合、念の為購入したショップやかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。