飼育・生体

実は優秀な餌!禁断のゴキブリ繁殖[デュビア編]

餌昆虫繁殖ゴキブリ編、今回はデュビアのご紹介です。デュビアはレッドローチよりかなり体が大きくなります。食べ応えがあるので、トッケイヤモリやヤングのフトアゴなど、中型の昆虫食爬虫類を飼っている方は主食としてストックしている方も多いでしょう。

今回はそんなデュビアの飼育と繁殖方法です。毎回切れたら追加購入するのが面倒くさい方、デュビアの繁殖はとても手軽にできます。すぐ読める内容となっていますので是非チェックしてみて下さい。

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デュビアの基本の飼育方法

デュビアの飼育に必要なものは以下の3つ。

  • 飼育ケース
  • 隠れ家
  • パネルヒーター(冬場のみ)

それぞれどういったものがいいのか解説していきます。

飼育ケース

デュビアといえばそう、ゴキブリです。もし数百匹のデュビアが脱走してしまったら、その光景たるや想像するのも恐ろしいです。
こんな事態にならないためにも、飼育ケースは脱走を防止できることを第一に選びます。

とはいえ、レッドローチと同じくデュビアはプラケースの壁を登れませんし、ほとんど飛ぶこともありません。飼育されている生体の数にもよりますが、中型爬虫類一匹の食事を賄う程度であれば百均の大プラケ一つで問題ないでしょう。

脱走の足がかりになりますので、隠れ家を高く積みすぎないようにだけ注意して下さい。

 

こちらもレッドローチと同じく、既に家にあるものを餌として流用していくこととなります。基本は毎日の食事で出る野菜クズでOKです。

好き嫌いなくなんでも食べるのですが、レッドローチと比較するとやや草食傾向が強いように感じます。大量に飼育されている方はウサギ用のペレットを利用している方もいるようです。甘い野菜や果物も大好きですので、たまにバナナなどを与えてみると喜んで食べます。

なお、餌昆虫に与えない方が良い野菜はこちらに詳細をまとめています。ごく基本的な内容ですが、一度チェックしてみて下さい。

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隠れ家

隠れ家は紙製の卵パックを利用できます。ケース内にそのまま積んでおくと、わらわらと隙間に入り込んで、びっしり密集します。

紙製卵パックは通販でも販売していますが、商品の性質上どうしても大量販売になります。ここまで大量でなくて良い、という方は育苗用のジフィーポットが代用できます。ホームセンターやAmazonでも取り扱っていますので、ご利用ください。

 

パネルヒーター

デュビアの特徴として一つ挙げられるのが、レッドローチに比べて成虫になるまでが遅いこと。また、温度が低いと代謝が下がってなかなか大きくなりませんので、デュビアを早く大きくしたい場合は加温を推奨します。

ケースのサイズにあったパネルヒーターを下に敷いておきましょう。プラケなど、四隅に足があるケースだと底に設置するのは難しい場合もあります。そういったときはプラケの壁に貼り付ければOKです。

ダイソーの大ケースと一緒に使うのであればピタリ適温プラスの2号がおすすめです。

 

デュビアの繁殖方法

基本の飼育方法がわかったところで、次に繁殖のやり方についてです。単に増やすだけであれば、同じケースに成虫のオスとメスを入れておけば勝手に増えていくので、手間をかけずに繁殖したい方はそれでも大丈夫です。

ですが、もし効率的に繁殖したいということであれば、これからご紹介するコツを試してみて下さい。増え方がだいぶ良くなりますよ。

過密気味に育てる

ゴキブリならどの種にでもいえることですが、スペースに余裕を持って飼育するよりは、やや過密気味で育てた方が元気に育ちます。これは繁殖にも影響し、同じ数でも広いスペースを与えた場合と比べてよく増えます。

デュビアは共食いがほとんどありません。ケースの大きさに迷ったらワンサイズ小さいケースを選んで隠れ家を多めに入れてあげるようにしましょう

高めの温度をキープ

先ほど、パネルヒーターを設置した方が早く成長するとご紹介しましたが、繁殖でも同じことがいえます。高めの温度にしておくと、メスもよく餌を食べるため、幼虫を産んでから次の交尾の準備ができるまでが短いです。そのため無加温よりは早いスパンでの繁殖が見込めます。

温度は25~30度くらいに設定しておきましょう。

レッドローチとデュビアの違いは?

餌用ゴキブリとしてレッドローチと並んで有名なデュビアですが、餌としてみたとき、この二種はいったい何が違うのでしょうか。

世話の内容自体は全く同じで、飼育の手間も似たようなものなのですが、レッドローチとデュビアは、大きく分けて以下の二つの違いがあります。

  • 栄養面の違い
  • サイズの違い

詳しく解説していきます。

栄養面の違い

大切な生体に与えるのですから、栄養面でどういった違いがあるのかは気になるところですね。

デュビアはレッドローチにと比べるとやや高タンパクで低脂質。主食として使用できる餌昆虫の中でもかなりヘルシーな部類に入るでしょう。

レッドローチは他の餌昆虫と比較してカルシウムが豊富です。デュビアよりやや高脂質なこともあり、成長期の個体に与えるのに向いています。

どちらもこれといって欠点のない万能食です。ガットロードとダスティングは大前提ですが、メインの餌として使って問題ないでしょう

餌昆虫の栄養素比較は、オーストラリアで獣医をしている方の書いたこちらの記事が参考になります。

【2019年版】餌虫の栄養価を徹底比較 ‐ コオロギ類、ワーム類、デュビア類を比べてみよう

レッドローチより大きくなる

デュビアはレッドローチより大きくなります。レッドローチの成虫がおよそ3cmなのに対し、デュビアの成虫は4~6cmとかなり差があります。

食べ応えという意味でも、中型の爬虫類に与えるのであればデュビアの方が適していると言えるでしょう。逆に、小型種には成虫のデュビアは大きすぎるのでレッドローチを選ぶと良いでしょう。

 

まとめ 生体にあった餌を選ぼう

デュビアの飼育と繁殖、いかがでしたか。

飼育用品はレッドローチのものと同じなので、興味のある方は二種類飼育に挑戦してみてもいいかもしれませんね。以下、今回の内容のおさらいです。

  • 脱走に注意してプラケを選ぼう
  • 成長は遅め。早く増やしたい場合は加温推奨
  • 効率よく繁殖したいなら過密気味で飼育する
  • 栄養・サイズ面でレッドローチとの違いあり。生体に合った餌を選ぼう

デュビアを餌に使っているけど、毎回買い足すのは面倒くさいという方、デュビアの繁殖は簡単にできます。是非一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

ライター:いちはら まきを

Twitter:@IchiharaMakiwo

 

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