飼育・生体

もうストックで悩まない!ミルワームの繁殖と飼育方法の基本

脂肪が多くて常食には不向き、なんて言われることもあるミルワーム。しかし海外のレオパ飼育では主食として大活躍していることはご存知でしょうか。実際使ってみると手軽で良いエサなので、常備しておくととても便利です。

とはいえ生き餌を常にキープしておくのは大変です。

  • 毎度買ってストックするのは面倒くさい
  • 繁殖は手間がかかりそうで嫌だ

そんな悩みをお持ちの方も多いでしょう。

では、本当にミルワームの自家繁殖は面倒なのか?実際に家でミルワームを増やしレオパに与えている私が解説していきます。5分ほどで読めます。参考にしてみてください。

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ミルワーム飼育の基本

繁殖についてご紹介する前に、まずはミルワーム飼育の基本をご紹介します。難しいことは何もありません。基本的なことを守っていれば簡単に飼育が可能です。

飼育環境

飼育環境を作るに当たって必要なものは二つ。床材とケースです。ミルワームの飼育は、飼い主がやることはあまりありません。定期的に必要なお世話は

  • 床材の交換・掃除(糞・脱皮殻が多くなってきたとき、臭ってきたときに随時。全交換は2月に一度程度)
  • 餌の追加(給餌に使う前日くらいがベスト。後述します)

の二つです。基本的に放っておいて大丈夫です。

床材

床材はミルワームの主食となります。ミルワームはもともと穀物食メインの雑食昆虫のため穀類を食べます。ブログやSNSを見ているとふすま(小麦の薄皮の粉末)もしくはパン粉で育てている人が多い印象です。

パン粉でも問題なく育つのですが、ふすまはパン粉に比べビタミンやミネラル類が豊富なため、レオパの健康のため私の家のミルワームの床材はふすまを使用しています。

ふすまはアマゾンで有機栽培のものが売っていますので、近場で見当たらない方はそちらもご利用ください。

飼育ケース

ある程度の高さがあればなんでも良いです。500匹程度の飼育なら蓋に穴を開けた100均の中型タッパーや小型プラケで事足ります。

ミルワームは飛ぶのか?

成虫のミルワーム、すなわちゴミムシダマシは飛ぶのかという問題があります。虫が苦手な方や、餌昆虫が脱走すると家族の不況を買う方にとっては死活問題かと思います。

一応説明すると、ゴミムシダマシはほとんど飛びません。 通常は床材に潜り込んで暮らしており、少なくとも私は壁を登ったり飛んだりしているところは今まで一度も見たことがありません。

万が一を防ぎたい場合は百均の台所用ネットをケースの蓋に噛ませるか、コバエシャッターで飼育すれば脱走は防止できます。

ミルワームに与えてはいけない餌について

ミルワームを語る上で、ガットローディングという言葉を耳にされたことはないでしょうか。ガットローディングとはガット(腸)にエサをローディング(乗せる)ことです。餌昆虫に良い餌を食べてもらうことで間接的に飼育生体に栄養をつけられるため重要です。

人間の食べる野菜には動物に毒になるものがあります。肉食や昆虫食の爬虫類にどの程度影響があるかは不明なのですが、私の家では安全のためミルワームの餌の基準はリクガメ・草食トカゲに準拠しています。

以下は生体に悪影響を及ぼす可能性がある食べ物の一例です。

  • ニンニク類
  • ネギ類
  • ぶどう
  • アボカド
  • 梅や桃など大きなタネのある果物
  • コーヒーやお茶の出がらし
  • キノコ

肉や魚も食べますが、時間が経つと異臭を発するため与えない方が無難です。

温度

常温飼育でOKですが、暖かいと餌をよく食べるため成長が早くなります。早く大きくしたい場合は25度程度で管理すると良いでしょう。逆に成長されると困る場合は10度〜15度ほどで低温管理するか、冷蔵室に入れて仮死状態にしておきましょう。

 

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ミルワームの繁殖方法

さて次に繁殖方法ですが、ミルワームの繁殖はとても簡単にできます。しかし、効率的に数を増やそうと思うと少々コツがあるので、いくつかテクニックをご紹介します。

増やすだけなら放置しておいても勝手に増える

卵を産ませたい場合、成虫になったゴミムシダマシをそのまま飼育ケースに入れておけば、勝手に交尾して産卵を行います。暖かい季節なら20日〜1ヶ月ほど放っておけば、孵化して糸くずサイズのミニミルワームが見られるでしょう。

効率的に増やしたい場合は隔離を推奨

ミルワームは雑食ですので、動物性タンパク質を求めて共食いすることがあります。よく狙われるのはサナギですが、体が柔らかく抵抗力の低い初令幼虫は言わずもがなです。

対策として、成虫のゴミムシダマシを他のケースに移して産卵時点で隔離してしまう方法があります。この方法なら共食いの標的になることもなく効率的に数を増やすことができる上、掃除の際に誤って赤ん坊を捨ててしまうこともありません。

冬場の繁殖には保温が必須

冬場は昆虫の活動が下がるため、常温で低温管理しているとミルワームの繁殖も難しくなってしまいます。

対策としてピタリ適温などの小さめのパネルヒーターを飼育ケースに貼り付けておくことをおすすめします。部屋ごと温度管理をしている場合や、爬虫類のために温室を使っている場合はもちろんその中に入れてしまっても問題ありません。

 

ミルワームの自家繁殖は簡単にできる

ミルワームの繁殖は決して難しくなく、誰にでもできるとお分かりいただけたでしょうか。

  • 世話は餌やりとたまの掃除のみ
  • 与える野菜には注意する
  • 効率重視なら隔離&保温する

この3つを守ればあとは放っておいても増えていきます。 ストックが切れるたびに通販で買い足している方、一度自家繁殖を試してみてはいかがでしょうか

 

ライター:いちはら まきを

Twitter:@IchiharaMakiwo

 

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