飼育用品

予算別爬虫類ケージの選び方 

爬虫類の飼育に欠かせないのが飼育用のケージ。値段や大きさなど種類が多くあり、初めての飼育の場合はどの商品を選べばいいか迷ってしまうかもしれません。

今回は爬虫類のケージについてご紹介します。低価格帯〜高価格帯まで、どのような種類のケージが選べるのか解説します。

  • 生体に合ったケージの選び方が知りたい
  • 予算内でどんなケージが選べるのか知りたい
  • ケージごとの特徴を確認したい

こんな方にぴったりの内容です。ぜひチェックして下さい。

低価格帯ケージ 数百円〜4000円程度

この価格帯のケージは、基本的には小型種の飼育か生き餌のストックに適したケージです。サイズに限界がある他、保温球や暖突の設置が難しいなど、ケージとしては難点を抱えているものも多いです。必然的に部屋ごとエアコンで温度管理する方向けとなります。

爬虫類専用ケージ以外は、使用する上で何かしらの改造か蓋の自作といった工夫が必要になります。

観賞魚用水槽

熱帯魚用の水槽を爬虫類のケージとして流用することができます。

45cmのガラス製のものが3000円程度で購入できるため経済的です。また衣装ケースなどと比較し見栄えも良いのも特徴の一つです。

ですが、観賞魚用の水槽に付属している蓋は、ほとんどの場合爬虫類の飼育には不適切です。通気性が悪く蒸れの原因になるほか、脱走の防止も難しいためです。

爬虫類ケージとして利用する際は別途蓋の用意が必要となります。

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プラケース

軽く取り回しがしやすいため、小型種の飼育にはプラケースがよく使用されます。

  • 通気性が確保できる
  • 軽い
  • 蓋がしっかり閉まる

このような点で飼育ケースとして優れた点が多い商品です。

デメリットは保温器具の設置が難しいことです。何かしら工夫をしなければ暖突や保温球の設置はまず不可能です。保温器具の熱で溶けてしまう危険もあります。

パネルヒーターを使用する場合も、足付きのプラケースは使いづらく、小さいパネルヒーターを使う
など、使用に配慮が必要となります。

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衣装ケース

衣装用のプラスチックケースをケージとして使用する方法です。比較的丈夫で、ある程度サイズを選ぶことができます。蓋もかなりガッチリ閉まる商品が多く、力の強い蛇などのケージとして使用している方が多いです。

低価格の割に大きいサイズが選べるのも特徴の一つです。幅60cm程度の中型サイズが2000円から購入可能です。

通気性が悪いため蓋の加工が必須であることと、プラケースと同じく保温器具の使用で溶ける可能性があるため注意が必要です。

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爬虫類用プラスチックケージ

レプティギアやレプタイルボックスなどが該当します。レオパードゲッコーを始めとする小型地表性ヤモリや陸生両生類の単独飼いで使用できます。

非常に軽量でメンテナンスを楽に行えるほか、見た目が抜群に良いこともメリットです。蓋には通気用の穴が空いており、ある程度蒸れを防止できます。

パネルヒーターの設置はしやすいですが、他の商品と同じくパネヒ以外の保温器具はほぼ使用できません。

サイズもやや小ぶりなため、体の大きな個体だと終生飼育には狭いかもしれません。

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こんな場合におすすめ

この価格帯のケージはこんな人におすすめです。

  • エアコンで温度管理をする人
  • 小型種の一時的な飼育ケージが欲しい人

 

中価格帯ケージ 5000円〜15000円程度

爬虫類用の専用ケージの多くはこの価格帯から取り扱いがあります。サイズは色々用意されており、小型〜中型向けまで選べます。樹上性用の縦長ケージを購入できるのもこの価格帯からです。

商品によっては鍵が設置できるため、ヘビなど脱走の達人の飼育や、小さなお子さんのいる家庭にもおすすめです。

爬虫類専用ケージ(小)

爬虫類専用ケージの小型サイズは、おおむね30×30cmか、45×30cmのどちらかを選ぶことになります。

爬虫類用ケージは、爬虫類を怖がらせないよう前開きになっているものが多く、ランプや暖突の使用も視野に入れて設計されたものです。低価格帯ケージに比べると格段に使いやすくなっています。

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爬虫類専用ケージ(中)

小型用の爬虫類ケージをそのまま中型向けに大きくしたもの。サイズは60×45cmが代表的です。中型トカゲや小型のボア類、小型種を広々飼育したい方向けにおすすめできます。

価格は商品によってまちまちですが、10000円〜15000円程度のものが多いです。

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こんな場合におすすめ

中価格帯のケージはこんな人におすすめできます。

  • 脱走歴のある個体の飼育をする人
  • 暖突やランプの設置が必要な人
  • 前開きのケージが欲しい人

 

高価格帯ケージ 25000円〜

この価格帯のケージは、おおむね大型爬虫類用の大ケージか、オーダーケージです。大型生体を入れる前提で設計されているため、それなりの強度が保証されています。

爬虫類専用ケージ(大)

爬虫類専用ケージの最大サイズのものです。既製品の場合、サイズは幅90cmか120cmが一般的です。各種オオトカゲやボア系の大蛇は主にこのケージで飼育されます。

ネット通販の場合の価格は

  • 90サイズは25000円〜
  • 120サイズは35000円〜

程度のものが多いです

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オーダーケージ

既製品では満たせない要求がある場合や、特定動物などの超大型の飼育に使用する場合はオーダーケージが必要となります。

個体の特性に合わせたケージを作ってもらえるほか、痒いところに手が届く自分好みの設計が可能な点が一番の魅力です。

ハンドメイドの品であるためそれなりの費用がかかりますが、既製品では対応しきれない部分をカバーできる点で、費用以上の価値があると言えます。

こんな場合におすすめ

この価格帯のケージはこんな人におすすめです。

  • 既製品ではしっくりこない人
  • 大型〜超大型個体の飼育を検討している人
  • 凝ったレイアウトで飼育したい人

 

まとめ

以上、爬虫類飼育ケージの価格帯とそれぞれの特徴をご紹介しました。

基本的に低価格帯のものは強度や保温器具の設置に難があるため、運動量の少ない種をエアコン管理で飼育する方以外は専用ケージでの飼育をおすすめします。

爬虫類に限らず、動物の飼育は道具などの初期費用よりも飼い始めてからの方がお金がかかります。ケージは大切な生体が一生を過ごす部屋ですので、可能であれば多めに予算を確保し、使いやすく住みよいケージを用意したいですね。

ケージ選び迷った際は、是非今回の記事を見返してみてください。

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