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爬虫類飼育者が観葉植物を飼うといい理由

爬虫類飼育者が観葉植物を飼うといい理由 - 爬虫類飼育者が観葉植物を飼うといい理由
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動物好き、自然好きであれば植物にも興味がある方もいるのではないでしょうか。

観葉植物をリビングに置いておくだけで落ち着きますよね。

それは人間だけではなく爬虫類も同じです。

爬虫類飼育者が観葉植物を飼うとメリットがたくさんあるのでご紹介します。

ポトス - 爬虫類飼育者が観葉植物を飼うといい理由

メリット

レイアウトが綺麗になる

凝ったレイアウトをしている方もそうでない方もできれば人工物が見えないほうがいいですよね。

サーモスタットやヒーターを隠すことができる観葉植物を飼えばレイアウトがスッキリします。

 

さらに高さや奥行きを強調できるので構図が決まりやすいです。

三角構図や凹型などを植物で演出すると美しく見えます。

 

また、写真を撮る際にも綺麗に映りますし生体が映えます。

人工物でないものが作る影のほうが自然で美しく見えます。

 

隠れ家になる

爬虫類は自然下では植物と共に生活しています。

飼育下のようにまっさらな場所にいるわけではありません。

 

爬虫類は木や葉の影、岩陰に隠れたりして天敵から身を守ります。

 

より自然に近い環境を演出することで爬虫類も落ち着き、隠れ家を見つけられます。

飼育下の環境をより快適にしてあげれるのではないでしょうか。

 

保湿ができる

爬虫類の中には乾燥に弱い生体もいます。

樹上性のヤモリなどが特に弱いです。

 

毎日霧吹きをしても部屋内でエアコンを動かしていれば乾燥も早くなります。

しかし植物を入れると土の保水性、植物から出る水分によってケージ内の湿度は下がりにくくなります

乾燥対策として植物を入れてみてはいかがでしょうか。

 

給水できる

一部の爬虫類は止まっている水を認識出来ない種類がいます。

そんな爬虫類のために植物を入れてみるのもいいです。

 

植物に霧吹きをかけ、水滴を作ることで生体に水を認識させることが出来ます。

 

また、スポイトからの給水を嫌う生体もいます。

給水用として植物を入れてみるのはいかがでしょうか。

 

成長が楽しい

植物も生き物です。

葉や枝は伸びます。

その姿が飼育ケージの中で小さな自然が生まれるような雰囲気がして見ていて楽しいです。

伸びすぎた枝などは剪定してあげて生体にとって快適な環境を保ちましょう。

 

デメリット

メリットだけではなく植物を入れることによるデメリットも生じます。

 

掃除に手間がかかる

 

植物を避けながらフンを取りをしたり、一度ケージの外に出してから掃除しなければならなくなるのでひと手間かかります。葉についたフンも取りたいので少し面倒かもしれません。

また、土を触るので手が汚れます。

 

生体のサイズによっては壊される

少し力の強い生体であった場合、植物を根っこから引き抜いたり鉢ごとひっくり返されてしまいます。

そうなってしまうとレイアウトどころではありませんね。

残念ながら、大型の生体にはおすすめできません。

 

真菌発生のリスク

フンが土に付着し、水分を吸うと真菌が発生することがあります。

そうなると対策を講じなければならないです。

生体のトリートメント、ケージの除菌などをするので生体にも負荷がかかってしまいます。

フン、水分の管理には気をつけましょう。

 

おすすめ植物

メリット、デメリットを理解した上でケージ内に入れるのに適している植物を紹介します。

 

ポトス

カメレオンやヒルヤモリなど樹上性のトカゲ、ヤモリにおすすめです。

ツルが長く、背が高くなるのでレイアウトしやすく、生体の足場になります。

 

耐陰性があるので夜行性のヤモリにも使えます。

 

適度に水を与え、毎日葉水を霧吹きで与えましょう。

 

ガジュマル

耐陰性があり、温暖な地域に分布するのでヤモリなどにおすすめです。

幹が太く、葉は広がるので隠れ家にもなります。

寒さにもある程度耐性があります。

 

土が乾いたら湿らせ、葉水を毎日与えてください。

 

ネオレゲリア

(株) 赤塚植物園 ① ネオレゲリア 5号 ボブ スペシャルセレクション
(株)赤塚植物園

流木や苔玉に活着することができます。

日光を好み、耐寒性もややあります。

ビバリウムによく用いられる植物なので置いているお店も多いです。

水は適度に葉水を与えてください。

 

まとめ

爬虫類飼育と平行して植物飼育を始めてはいかがでしょうか。

より自然な環境、ビバリウムのように飼育するのも楽しいですよ。

生体の生き生きとした姿を見られるかも知れません。