基礎知識

生きた化石といわれる爬虫類・両生類

どうも。水棲カメ大好きライターのせみくじらです。

水族館に行ったら古代生物コーナーで男心がゾクゾクしてきました。

古代生物、ロマンが詰め込まれた現代も姿を変えずに生き続ける化石。

魚でも昆虫でもかっこいいんだから爬虫類もかっこいいに決まってる!

生きた化石といわれる爬虫類・両生類を紹介していきます。

 

オオサンショウウオ

 

オオサンショウウオは約3000万年前から姿を変えずに地球上に生息していたと言われています。

オオサンショウウオの祖先は恐竜がいた時代にも生息したと考えられていますが、姿を変えずに現代まで生き残っているのはその祖先であるオオサンショウウオです。

 

このような丸っとした体格は自然に適応するための進化だったのでしょうか。

可愛らしい見た目とは裏腹に生命の神秘を感じます。

オオサンショウウオ - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

画像出典: wiki

 

オオサンショウウオは最大の両生類であり、特別天然記念物です。

 

全長は50~70cm程度で寿命は50年程と言われています。

ツルッとした体表につぶらな瞳がチャームポイントです。

 

 

ムカシトカゲ

 

ムカシトカゲ - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

ムカシトカゲは今から約1億9960万年前のジュラ紀からほとんど姿を変えていないと言われています。

それはなんとティラノサウルスよりも古い時代です。

 

トゲのある身体と大きな瞳。このような形態のムカシトカゲがどうして現代まで生き残り続けているのでしょうか?

 

第一に低体温であることが挙げられます。

ムカシトカゲの体温は5~10度と言われており、他の爬虫類と違って極度の低温でも耐えることができたからだと考えられます。

一般的に飼育されている爬虫類は25度前後を好む種類が多いのでその強さには驚きです。

そんなムカシトカゲは代謝が低く、人間のようにゆっくりと時間をかけて成長します。

孵化まで450日。大人になるまで20年、寿命は100年以上、脱皮は1年に1回。産卵は数年に1回であるムカシトカゲは繁殖に時間がかかる

 

次に第三の目があることが考えられます。

実はこのムカシトカゲは額の皮膚の下に目があり、この第三の目によって光を探知し、温度や日照時間を感じ取ることができると言われています。

これによって体温調節が出来ます。

ムカシトカゲ - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

 

このような生態を持つムカシトカゲは「トカゲ」という名前がついていますが、現存のトカゲとは異なる生物です。

有鱗目トカゲ亜目ではなくムカシトカゲ目として分類されます。

現在では2種しか残っておらず、ムカシトカゲは絶滅危惧種に登録されています。

ムカシトカゲ - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

 

ゾウガメ

 

日本の動物園などでも馴染み深いゾウガメ。

実はこのゾウガメも生きた化石と呼ばれる生き物なのです。

 

1mを超える大型のリクガメで現在ではインド洋に生息するアルダブラゾウガメと太平洋に生息するガラパゴスゾウガメのみが生き残っています。

 

ゾウガメは今から約6500~2500万年前から生息したと考えられています。

 

とても長寿な生き物で、最長では250年生きたという記録もあります。

丈夫な体と絶食にも耐える強さによって現代まで生き残ってきたと考えられます。

 

食用やペット用としての乱獲によってゾウガメの仲間は数を減らしています。

過去には絶滅したゾウガメも多く、現存するゾウガメもワシントン条約の対象となっております。

 

アルダブラゾウガメ - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

↑ アルダブラゾウガメ

↓ ガラパゴスゾウガメ

ガラパゴスゾウガメ - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

 

チョウセンスズガエル

 

ペットショップで姿を見ることがあるチョウセンスズガエル。

こちらも太古の時代から姿を変えずに生き残っていると言われています。

 

朝鮮半島・中国・ロシアの一部に生息するカエルで体長は約3~5cmです。

穏やかな河川や池を好みます。

 

鮮新世(約500万年前~約258万年前)から更新世(約258万年前~約1万年前)の地層からチョウセンスズガエルの化石が発見されています。

 

チョウセンスズガエルは小さな体に派手な体色をしており、見た目も華やかでペットとして人気です。

しかし刺激性の毒があるので要注意です。

チョウセンスズガエル - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

 

威嚇的な体色と毒で現代まで生き残って来たのでしょうか。可愛らしい顔からは想像もつきません。

 

イボイモリ

 

イボイモリといえばゴツゴツした皮膚にいかつい顔。その魅力に取りつかれる人は後を絶ちません。

イボイモリ - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

 

イボイモリは今から約6430万年前から260万年前の第三紀に近縁種の化石が発見されており、現存するイモリの中でもより古くから姿を変えずに生き残っている種類です。

 

日本のほか、中国にも似た種類が確認されており、先祖が共通であることがわかる。

 

日本には奄美大島や徳之島に生息しているが飼育は禁止されている。

中国や朝鮮半島に分布するミナミイボイモリなどは飼育することが出来る。

 

ワニ

 

爬虫類と言えばワニを想像する方も多いはず。

がっしりした体格、強靭なアゴ、怪獣のような皮膚に魅了されます。

このワニですが実は恐竜がいた時代に先祖がいたと言われています。

 

その名もディノスクスと言います。

 

ディノスクスは恐竜がいた時代、白亜紀に生息したと考えられます。

 

その先祖、ディノスクスはワニよりも大きな体をしており、全長は15mと言われています。

イリエワニが約8mですのでその大きさは大迫力でしょう。

ディノスクス - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

 

恐竜と渡り歩くほどの獰猛さ、強さを備えたディノスクスは恐竜絶滅と共に地球から姿を消したと言われています。

その子孫である小型のワニが現代まで生き残ってきたと考えられます。

 

現代のイリエワニやナイルワニを見るだけでもゾクゾクするのに倍近い大きさのワニなんて考えただけでも興奮します!

イリエワニ - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類

 

まとめ

 

これらの他にも現代まで姿を変えずに生き残っている爬虫類・両生類は多くいます。

どうしてこのような進化をしたのか、近縁種はどれかを考えるだけでも楽しいです。

この記事によって少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

 

生きた化石と呼ばれる爬虫類・両生類はその数を減らしている種類も多くいます。

その原因は、乱獲や環境汚染によることがほとんどです。

少しでも生き物を守るために生き物を知るということも大切なのではないでしょうか。

 

thumb47849670_s - 生きた化石といわれる爬虫類・両生類
izooだけじゃない!爬虫類が見れる全国の動物園まとめ元ショップ店員のせみくらじです。 自宅で多くの爬虫類を飼っていてもふと「でかい爬虫類に会いたい・・・」と思う瞬間ってありますよね。...